最近では、ワンちゃんフードのレシピ本やレシピサイトをずいぶんみかけるようになりました。
手作りごはんのほうがワンちゃんの体にいいのでは?と思う飼い主さんも多いのではないかと思います。
では、市販ドッグフードと手作りフード、どちらがいいのでしょうか?
市販ドッグフード
たいていの市販ドッグフードには、犬に必要な栄養が含まれています。また、年齢別やアレルギー犬用など、いろいろな種類のドッグフードがあるので、必要に応じたフードを簡単に選ぶことができます。
市販ドッグフードのメリットは、手作りドッグフードよりも手間やコストがかからず、長持ちすることなどでしょう。
ワンちゃんが健康で、ごはんを残すことなく美味しそうに食べてくれる分には、市販ドッグフードだけでも十分だと思います。
ただし、食の細いワンちゃんや体調のすぐれないワンちゃんには、手作りフードも効果的だと思います。
手作りフード
手作りフードのメリットは、たいていのワンちゃんが好んで食べるという点でしょう。
普段から食の細いワンちゃんでも、湯がいたチキンとごはんなら全部食べる、ということもあります。また、病気を患っているワンちゃんにとっても、手作りフードは効果的のようです。
これまで、胃腸障害などを持つワンちゃんの飼い主さんには手作りフードを勧めていますが、とてもよい結果がみられています。
それ以外に、手作りフードはエイジングにも効果があると考えられています。ある研究によると、市販のドライフードを食べていたワンちゃんよりも、バランスのとれたローフードを食べていたワンちゃんのほうが快活で、炎症性疾患による痛みのレベルは低いことが明らかにされました。ちなみに、ローフードは高齢犬にみられる失禁にも効果があると実証されています。
フードを作る際に注意する点は、ワンちゃんが必要な栄養バランスをきちんと知っておくこと、また、ワンちゃんに与えてはいけない食材を知っておくことなどです。それ以外にも、塩分を与えすぎてはいけない(人と同じごはんでは塩分が多すぎます)、ライスは人用よりも柔らかく炊いたほうがよいなど、いろいろな知識を身につけておくことも大切です。
最後に
市販ドッグフードにするか、手作りフードにするか、もしくは、時々手作りフードにするかは、ワンちゃんの健康状態に適し、なおかつ飼い主さんの生活スタイルにあったフードが一番だと思います。
この記事へのコメントはありません。