犬にとっても食事は健康を維持するためにとても大切なことです。
今回はドッグフードの選び方についてご紹介したいと思います。
病気予防の第一歩は食事から
ホリスティックな視点で考えると、
- 食事を摂る
- 食べたものが消化される
- 消化された栄養素が体内に吸収される
- 栄養素が代謝された後、排泄される
このプロセスのどこかに問題や滞りが起きたときに病気になるといえます。
出発点である『食事摂取』は病気予防に非常に重要です。そして、食事を消化/吸収する胃腸を丈夫にすることがキーポイントになってきます。犬の胃腸に負担をかけないフードを選びましょう。
ドッグフードのメリット
なによりドッグフードは「総合栄養食」です。水とフードさえ与えていれば最低限の栄養素を確保することができ、栄養学的な知識も必要ありません。
では、「総合栄養食」と記載されてさえいれば、どんなフードでもいいのでしょうか?答えはNOです。中身への不安があるフードもありますので、原材料をよく見て犬にとって安全なフードを選ぶようにしましょう。
次にペットフードを選ぶチェックポイントをご紹介したいと思います。
ドッグフードに含まれる酸化防止剤は合成?天然?
フードの酸化を防止するために「酸化防止剤」が添加されています。酸化防止剤はエトキシキンやBHTなどの「合成酸化防止剤」とローズマリーやビタミンE、クエン酸などの「天然酸化防止剤」の2種類ありますが、発がん性のリスクなどを考えると天然酸化防止剤を使用しているフードの方がよいでしょう。
ただし、天然酸化防止剤は酸化防止力が弱いので、フードの酸化は合成酸化防止剤より早くなります。小分けパックを買うなどして、購入後はできるだけ早く使い切るようにする必要があります。
ドッグフードに1番多く含まれている原材料は何か?
原材料のリストを見てみて下さい。1番目に何が書いてありますか?小麦・大豆・トウモロコシが一番目にくるようなフードはできるだけ避けた方がよいでしょう。
これらの穀類は犬の消化器系に負担をかけるだけでなく、グルテンやレクチンがアレルギー様症状を引き起こす要因にもなります。
さらに、犬は雑食系ではありますが「肉食動物」です。1番目には肉や魚が書いてあるフードを選ぶようにしてください。
ドッグフードの添加物には何が使われているか?
保存料や着色料など、ドッグフードにはさまざまな添加物が加えられています。添加物は犬にとっては「異物」でしかありません。
一生ドッグフードだけ食べ続けるとこれらの添加物は体内に蓄積し、さまざまな栄養障害や病気を引き起こす要因にもなります。
中には発がん性物質も添加されているフードもありますので、できるだけ添加物が入っていないもの、数が少ないものを選びましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は「浅く広く」ドッグフードを選ぶポイントをご紹介しましたが、
- 1番目の原材料に肉や魚が書いてあって
- 天然の酸化防止剤を使用していて
- 添加物を極力使用していない
フードを選ぶように意識して、購入後は小分けにして冷蔵庫などの光や空気に触れないところに保存してすみやかに使い切るようにしましょうね!
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