ブリーダー犬舎への見学は、ペットショップと違い、ふらっと立ち寄ったりすることはできない場合が多いです。
各犬舎で独自のルールがあるところもありますが、基本的な見学時の注意点についてまとめましたので、見学に行く際は一度目を通しておきましょう。
最低限の知識は身につけて行きましょう
これから飼い主となるために、犬に関する最低限の知識は身につけてから見学に行くようにしましょう。
犬について勉強していく中で、犬を飼うために必要な心構えや必要な物、お金、飼育の大変さなどが自ずと分かってきます。
最低でも当サイトの「基礎知識」には一度目を通しておきましょう。
書籍やインターネットなどでもある程度は調べ、よく分からないことがあれば、見学時にブリーダーに直接聞くようにしましょう。
ブリーダーとしっかりコミュニケーションを取りましょう
犬舎を見学する方の中には、犬に夢中でブリーダーの話を全然聞かないという方がいます。
実際に飼うことになるのは犬ですが、犬を飼うまでに、そして飼ってからも連絡をとりうる相手はブリーダーです。
互いの信頼関係を築くためにも、ブリーダーの話はしっかりと聞くようにしましょう。ブリーダーと友好な関係を築くことは犬の幸福にもつながります。
話を聞くといっても、ただ相づちをうつだけではなく、事前に質問したいと思っていたことや見学時に疑問に思ったことがあれば遠慮なく聞くようにしましょう。
内容によってはブリーダーの方でも分からないことがありますが、良いブリーダーであれば、分からないことでも後で調べて丁寧に教えてくれるでしょう。
すべて希望通りにはいかないことを理解しましょう
希望する子犬の性格や見た目、体調、また犬舎の施設や衛生環境などすべてチェックしたいと思うかもしれません。
しかし、見学時にたまたま子犬の状態が良くないこともあります。親犬を見たいと思っていても、出産後の雌犬であればできるだけストレスをかけないように見学を断わられる場合もあります。
また、種雄は他の犬舎の犬であることも多いので、その場にいないことがあります。こういった事情を理解して見学に行くようにしましょう。
もし、犬の状態や見学できない場所について疑問があれば、遠慮なくブリーダーに聞いてみましょう。良いブリーダーであれば、しっかりと理由を説明してくれるでしょう。
見学前はできるだけ動物との触れ合いは避けましょう
良いブリーダーは、子犬や親犬などが感染症にかからないよう犬舎の衛生面には特に気を配っています。
ワクチン接種前の子犬は、感染症にかかるリスクが高く、非常にデリケートな時期にあります。
犬舎にて手の消毒などが行われることがありますが、それも衛生面を配慮しているからです。
見学するということは、他の場所から病原体を持ち込む可能性がある、ということをしっかりと意識する必要があります。
そのため、見学前はできるだけ長い期間動物との接触、特に犬との触れ合いは避けるようにしましょう。
見学する日程の都合が良いからといって、複数の犬舎を短期間で訪れることは決してしないでください。
もし、見学前に犬と触れ合った場合は、ブリーダーに連絡し見学の可否を再度伺うようにしましょう。
この記事のポイント
- ブリーダー犬舎の見学は、ペットショップと違って、行きたい時に行けるわけではない。
- 親犬や子犬は、デリケートな時期であることを理解したうえで見学すること。
- 見学時、衛生面については特に気を付けること。
- 犬舎独自のルールもあるので、見学前には、見学時の注意点等をブリーダーに直接確認しておくこと。
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